建設労働者の社会保険加入率は58%~国土交通省発表

国土交通省は、昨年10月時点における建設業の社会保険加入状況に関する調査結果を発表しました。
これによると、雇用保険、健康保険、厚生年金保険の3つの社会保険すべてに加入している建設業者は87%にまで上昇しているものの、建設労働者の加入率はいまだ58%にとどまっています。
なお、労働者で1つもしくは2つの社会保険に加入しているのは19%、残りの23%はいずれにも加入していない状況であることがわかりました。

3つの社会保険すべてに加入している労働者の加入率を都道府県別に見ると、沖縄県が最も低く、ついで東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県の首都圏一都三県が続いています。

国土交通省は2017年をめどに3つの社会保険の加入率を、業者ベースで100%、労働者ベースで90%まで引き上げる目標を定めており、今後は未加入業者の建設業許可の更新停止、未加入労働者の建設現場立入禁止等も視野に入れ、強い態度で未加入対策を進めるものと考えられます。、