人事制度構築

人事制度の目的

 会社経営に必要な資源とは「人、物、金、情報」と言われます。物、金、情報ももちろん大事ですが、唯一「心」を持つ資源として、「人」がいなければ会社は成り立ちません。そして、会社を取り巻く環境は、従来にもましてますます「人」が大切な時代を迎えようとしています。今後さらなる発展を目指すためには、社員全員の能力向上と組織力の発揮が非常に重要です。したがって、社員の皆さんの能力をフルに発揮して頂くためには,会社の発展に必要な能力を明確にし,それを社員全員が認識した上で日頃の努力を重ねて身に付けていただかなくてはなりません。
 すなわち、人事制度は「人を育て、働く意欲が湧き、企業利益を増大させる」ことを目的とし、以下の3つのポイントを重視します。

1)運用しやすい、わかりやすい制度
2)透明・公正・納得の評価
3)能力向上

人事制度作成の主なスケジュール

  9ヶ月~最長3年間を費やし、月1~2回のミーティング、作業を行い「設計・トライアル・・調整」を行います。

プロジェクトチームの発足

 社長、幹部、社員が一緒に人事制度を考えます。自分たちに期待されていることは何か、一人一人がコミットすることにより、「動く」人事制度となります。

等級数の決定・仕事調査・職能資格規程の作成

 評価の基準となる等級数を決め、その等級にあてはまる仕事は何か、洗い出していきます。本来するべき仕事は何かが整理され、業務効率の改善につながります。

 評価制度の策定

 評価の時期、回数、評価項目を策定します。この時「期待される社員像とは何か」を徹底的に話し合い、それに基づき、社員のどんな行動を評価するのか、より具体的に決定します。

考課者訓練

 ハロー効果など評価誤差をおこしやすい事例を学びながら、正しく評価をするための訓練を行い、どの人でも同じ評価になるよう基準を揃えていきます。公正な人事考課のためには、考課者訓練は欠かすことはできません。

トライアル運用・再調整

 3ヶ月~半年ほどかけて、トライアル運用を行います。問題点の抽出や本当に運用ができるかどうかチェックを行い、再調整します。

※ 給与制度の設計

 人事制度構築と平行して、人件費予算に基づいて給与制度設計を行います。

料金

●基本プラン
  9ヵ月のプロジェクトで180万円より
  (従業員50人程度を想定)

 ※従業員数、業種、内容等により料金を決定します。